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2013年2月14日木曜日

Kazam Screencaster。

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 2013/10/10 変更: 文章の折り返しが変だったので改めました。
 2013/03/03 追記:
 Kazam Screencaster 1.4 が stable-seriesのPPAに追加されました。
 PPAを登録する時は、 ppa:kazam-team/stable-series の方を登録して下さい。
/*----------------------------------------------------------------------------------------------------*/
私は、今までデスクトップの録画は全て gtk-recordmydesktop でやってました。
標準のリポジトリに入っているし特に困ることも無かったので
これでいいと思っていました。

ところが、

novelldesktopがアップロードしたこの動画を見て、愕然としました。
Kazam Screencaster、全然いいじゃないの。

何が良いかは下に書いていきますが
とりあえずおすすめは、上の動画に出ているバージョンの奴です。

上の動画のKazam はUnstable(非安定版)で
PPAもStable(安定版)と分かれています。
Ubuntu 11.10と12.04の方はどっちのバージョンでも入れられますが
Ubuntu 12.10と13.04だと、Unstableのバージョンしかありません。
最新のKazam(v1.4)が安定版で供給されています。
安定版のPPAで登録して下さい。

$ sudo apt-add-repository  ppa:kazam-team/unstable-series

$ sudo apt-add-repository ppa:kazam-team/stable-series
$ sudo apt-get update && sudo apt-get -y install kazam

で、性能の比較ですが、
まずは今まで使っていた「gtk-recordmydesktop」から
起動時の画面です。日本語化されていますので、とてもわかりやすいです。
録画時に音声を入れるかどうかを、横のチェックボックスで決めます。
デフォルトでデスクトップ画面全てを録画しますが、
ウィンドウ選択のボタンの他に、
この画面のデスクトップ表示のプレビューの上を
右クリックからのドラッグで録画範囲を任意に選択できます。
設定ボタンから、動画や音声の設定ができます。
動画のフレームレートは50fpsまで選択できます。
録画と同時にエンコードする「On the Fly」も選べますが、
かなりのCPUパワーを使うようです。
私は、このチェックボックスをオンにしたことは一度もありません。
失敗したら怖いので。

音声のサンプリング周波数が標準で22.05kHz になってますが
この値はたぶん昔のYouTube動画のサンプリングレートの基準値を
載せたと思われます。
現在は44.1kHzになってますので、
音声も一緒に撮るのでしたら「44100」に合わせたほうが良いかも知れません。

で、このアプリの一番の問題は、撮った動画を ogv形式でしか保存できません。
標準でホームフォルダ直下に「out.ogv」として動画を作る仕様なのは
「別名で保存」ボタンで違う場所に、違う名前で保存できるのですが
動画形式は選択できません。
しかも、エンコードには結構時間がかかります。
当然録画範囲とフレームレートに比例してエンコード時間も長くなりますので
その点は充分注意して下さい。

もちろんフレームレートを落とせば速くエンコードできますが
出来上がった動画はその分綺麗ではなくなります。
念の為に、
アニメ作成の標準が24fps、
日本の映像コンテンツの形式(NTSC)だと約30fpsです。
この辺は動画の種類によって試行錯誤していって下さい。
※HD画質ですと、1080i = 約30fps  で 720p、1080p = 約60fps です。


録画形式が ogv一択な gtk-recordmydesktop の代わりに
まず入れてみたのが、安定版の Kazam Screencasterです。
Kazam Screencasterは残念ながら日本語化はされていませんが
フレームレートが60fpsまで選べ、
しかも動画形式が WebM か MP4 かを選択できます。
一般に良く使われる形式なので、便利かと思います。
こっちはおすすめじゃない方なので、この辺で飛ばしていきます。

で、こちらが非安定版の Kazam です。
UIがかなり変わって視覚的にわかりやすくなっており、
さらにはスクリーンショットも取れるようになっています。
設定画面も今風に洗練されてきています。


動画形式も WebM、MP4に加えて 「RAW / AVI」という項目も加わりました。
RAWって生データ?ものすごく容量を食いそうで、ちょっと使わないかな。
劣化させずに加工するには RAWが一番いいのはなんとなくわかりますが。

記事が長々となりました(本当はまだスクショを撮っていたのです)が
もうこの辺で終わらせたいと思います。
あとはご自身でいろいろ試してみてくださいね。
私は、デスクトップ動画の撮影を しばらくは Kazam で行こうかと思ってます。




中身が見れなかったので、どの程度のレベルかはわかりませんが
隔年で出ている(2009,2011)みたいです。
ただ、こういう本のメインターゲットは結局Windowsなので
アプリの紹介がWindows用になるのは仕方ないことかも知れません。

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