<今回かなり長いです。すみません。>
多くの方には?いまさらながらのオンラインストレージ Bitcasa。
私は数日前の lifehackerの記事で気がついたのです。
実は、MacBook Air向き? オンラインストレージ『Bitcasa』は容量の少ないPCと相性良し
(lifehacker日本版 - 2014/02/09)
まあググってもらえばわかるのですが
新価格(2013/11/20〜)は、旧価格から10倍値上がりしています。
(しかも全てのプランにデバイス制限有り)
Bitcasaが新料金体系、容量無制限プランは従来の年額99ドルから年額999ドルに
(INTERNET Watch - 2013/11/20)
このオンラインストレージサービスの面白いところが
Dropboxのように同期するタイプではないので
オンラインストレージと同容量の領域をローカル(自分のHDD)に確保する必要がない
のが一番のウリのようです。
Bitcasa内のメディアファイルにアクセスしたら
その分をキャッシュ領域にダウンロードしながらストリーミング再生できます。
一度キャッシュされると、リセットしない限りはローカルに残るので
それ以降はオフラインでも再生できます。(キャッシュ容量の範囲内で)
面白そうなので、無料アカウントを作って試してみました。
現在、無料アカウントで最初に渡される容量は 5GBのみ(最大20GB)です。
・ クライアントアプリをダウンロードして 500MB
・ モバイルアプリをダウンロードして 500MB
ここまでは誰でもできるでしょうから、 実質 6GBは使えます。
・ Facebookと連携させて250MB (私はFB使ってないので未検証)
・ 紹介で登録した人ひとりにつき 1GB
フルに活用するには14人の紹介が必要とは、敷居が高いなあ。
しかも紹介された人にはどうも1GBのボーナスは付かないようです。
それでも構わなければ
http://l.bitcasa.com/queKLSWZ から登録して頂ければ
私の紹介になります。
年 99ドル(おおよそ10,000円)払えば 1TB確保できるので
手っ取り早くお金で解決するのも手ですね。
今回は Ubuntu 12.04上での Bitcasaクライアントを使ってみました。
※ ちなみに Linuxクライアントを使うためには新価格プランでないといけません。
ダウンロードは
こちらに記載されている通りに行います。
Debian Distribution向けの方に書かれてあるコマンドを
1から3まで順番に端末にコピペしてエンターキーを押してください。
bitcasaの実行ファイルがインストールされます。
Linuxベータ版には GUIはありません。
bitcasaのストレージを mountコマンド を使ってマウントさせます。
書式は下の通りです。
$ sudo mount -t bitcasa <
アカウント名> <
マウントポイント> [-o
オプション]
例えば
$ sudo mount -t bitcasa
test@gmail.com /media/bitcasa -o
password=1234
と言う風に打てば
test@gmail.comのbitcasaの中身が /media/bitcasa上にマウントされます。
アンマウントしたければ
$ sudo umount /media/bitcasa
と打てばアンマウントします。(bitcasaのキャッシュは残ります)
WindowsやMacで出来るミラーリングはLinuxでは出来るのかどうかわかりません。
多分出来ないのでしょう。
やり方がわかりませんし あまり興味もないので、ここでは追求しません。
起動する度にbitcasaをマウントしておきたい(アンマウントもしない)人は
/etc/fstab の最後の行に記載しておけば便利でしょう。
<
アカウント名> <
マウントポイント> bitcasa _netdev,password=<
パスワード> 0 0
上のアカウント名で説明すると
test@gmail.com /media/bitcasa bitcasa _netdev,password=1234 0 0
となります。(パスワードは丸見えです)
※ 本当はリムーバブルじゃないマウントを /media にするのは気持ち悪いので
私は /mnt の方を使っています。
実際にマウントすると、すぐにファイルブラウザ上にファイルが見えます。
上げたファイルは全て見えていますが、実体がここにあるのかはわかりません。
試しにネットワークを切断して、
Ubuntuからアップロードしていない動画ファイルを再生してみて下さい。
(キャッシュリセットすれば Ubuntuからアップロードした動画も)
再生できないか、途中で切れるはずです。
jpgとか小さいサイズのファイルは既にキャッシュされてしまうので表示できます。
場所やサイズはオプション設定で変えられます。(cachedir, cachesize )
※ 色々試してみましたが、設定を変えても実際には変わらないようです。
一度再生などしてキャッシュされると、オフラインでも再生可能です。
再生中にストリーミングされますので
シークしたりすると時間がかかったり
シークポイント以前のキャッシュが読まれなかったりします。
ストリーミング速度に関しては、よほどデカイ高画質の動画を再生しない限りは
スムーズに再生されるようです。
キャッシュを消したい時は
次のマウント時にオプションの cachereset を付ければ消えます。
fstabに記述していると、アンマウントできないので少し面倒ですね。
アップロードに関しては、そのままドラッグ&ドロップで上げられますが
Ubuntuだと進捗状況がわからないので
大きいファイルを上げる時は少し不安です。
その場合はウェブブラウザでログインして上げるといいかも知れません。
他にもうひとつ面白いと思ったのが、過去データも保管してくれているところ。
30日以内ならたとえ削除や変更をしても復旧できるのはすごいと思います。
firefoxなど、ウェブブラウザでの操作になりますが
バージョンボタンを押すとダイアログが出てきます。誤って消したりした時は便利。
Linuxは まだベータ版と謳っているので、大きな仕様変更があるかもしれませんが
とにかくローカルにデータを貯めないで気軽にアクセスできる点は良いかと。
しばらく使ってみようかと思います。
【ももクロちゃん】
祝! 2/12-13 Amazonランキング1位! れにちゃんイェイ!
私は今日(2/14)発売の「中国嫁日記 3」との一括発送を依頼したので
まだ読めてないのです…。